水への想い 天然の良水を求めて止まず・・・
  香り高く、きめの細かい淡麗辛口

越後五泉の明峰「菅名岳」山中、ブナの原生林に湧き出る「どっぱら清水」は

炎暑でも涸れることなく、大雨でも濁ることのない豊かな水量を誇る湧き水で

す。その水質は、透明感のある淡麗な酒を造るには最適といわれる超軟水で

す。酒造りに関わっている水、水により決まる酒質。

「どつぱら清水」で酒を造ってみたい・・。そんな想いの蔵元と賛同して集まっ

た越後泉山会の熱意により清酒『菅名岳』は生まれました。

水にこだわる酒を
   造り続けています。
の命は水にある。これは随分前から私共が口にしてきた言葉です。左の写真をご覧ください。保水力のあるブナをはじとした落葉広葉樹の森からあふれるように清水が湧き出しています。いわゆる緑のダムと呼ばれるこの清水は気の遠くなるような永い年月を経て四季を問わず、いつでも豊富な水量でこの森を潤しています。


名岳の「どっぱら清水」。この清水こそ「清酒
 菅名岳」の仕込み水なのです。酒米や麹をその卓越した技を操る杜氏をして「水には勝てない」と言わしめる水のチカラ。それが私共の水にこだわり続ける答えです。

仕込み水は越後五泉の名峰「菅名岳」の「胴腹(どっぱら)清水」、夏でも枯れることのない大変美味しい超軟水。
寒九と
水にこだわる酒
菅名岳

寒九の水汲みは、人力だけが頼りの決して楽な仕事ではありません。しかし出来上がった酒を口にする時、その苦労も報われます。

古来より一年で一番寒さが厳しくなる「寒の入り」から九日目に汲んだ水(寒九の水)は最も澄んでいて、酒造りにおいては最高の酒が出来るといわれています。
年1月、寒の入りから九日目。菅名岳どっぱら清水へ仕込水を求めて約280人(平成27年度)の参加者が雪を踏みしめて山道を登る。これが「寒九(かんく)の水くみ」と呼ばれる蔵の1年で最も重要な行事です。
九に固執するのは昔からの言い伝えで「この日に水を汲んでおくと腐らない」「1年で1番水が澄む日」からきています。鉄分やミネラルが少ない水質の軟らかい水で醸すその酒はゆっくり時間をかけて醗酵していくのに適しているため、雑味のないスッキリした味に仕上がっています。その香り高くきめ細かな味を是非ご賞味ください。